大震災 その2

2011.04.07

私の友人が福島県いわき市に住んでいます。

彼女(Kさんといいます)は今、原発とそれにまつわる風評被害とで、とてもつらい思いをしています。

そんなKさんのために何か私にできることはないだろうかと考えたとき、以前彼女から、某ミュージシャン(S.H.)のあみぐるみをいつか作ってね、と頼まれていたことを思い出しました。

そうだ今しかない!と思いました。

で、作ったのがこのあみぐるみです。↓

にっ、似てない~!(…なのでイニシャルのみ表示)

でも、Kさんはとてもとても喜んでくれました。

彼女、バリバリの筋金入りS.H.ファンなのです。

 

背中にはギターを背負わせてみました。

こんな感じ。

手足にワイヤーを入れたので、いろんなポーズをとらせることもできます。

たとえばこんなふうに…

ギターを弾きながら唄ってます。

「♪ きみいのーかあたにーかなしみいーがー ♪」 なーんて。

 

「machico」4月号の表紙の桜を編んでいたときもそうでしたが、

誰かのためにと思いながら何かを編むことで、

ザワザワとした私のなかの不安な心も少し鎮まってくれる気がします。

震災の影響で途中で終わってしまったあみぐるみ教室の生徒さんのなかにも、

「編んでいたら気持ちが少し落ち着きました」とメールに書いてきてくれた人がいました。

現実逃避と言われてしまえばそれまでですが、仕事であれ何であれ、何か没頭できるものがあるということは、それだけでとても幸せなことなのかもしれません。

それすら根こそぎ奪われてしまった被災地の方たちのことを思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまいます。

 

一日も早く原発が、そして日本というこの国が、よい方向に向かっていくことを、切に切に願います。